当社のしいたけについて
おいしい秘訣(気候と風土)
北陸は南東に北アルプス立山連峰や、岩の殿堂と言われる剱岳などの3,000m級
山々に囲まれ、北方は日本海の冬の荒波が打ち寄せる場所です。
冬に降る雪は大変多く、立山では毎年30mの積雪となり、夏にはその全てが
融けてしまうという、世界でも例を見ない特有の風土を持っています。
一方、日本海に面した富山湾の地形は浅いところが少なく、岸近くから急に深く
なっていることが特徴です。海底は深い谷(海底谷)となるため、
独特の生態系が生じ、魚類も豊富で、富山の食べ物は何を食べても美味しいと
言われる所以です。
この、豊かで厳しい自然のため、日照率が低いうえ雨も多く、寒暖の差が
大きくなるので、必然的に湿度が高くなり、逆にこれがきのこ等の菌類の発生に
最適な条件を作り出します。
寒い時節はしいたけの成長が遅くなることで、うまみ成分が蓄えられて
充分に熟成されるため、足も太く傘も厚く、その上身も硬く締まり
味も香りも豊かになります。
さらに、天日干しをする際には、太陽の日差しをいっぱいに浴びせているので
ビタミンDやうまみ成分がたっぷり含まれ、美味しい上に栄養価の高いしいたけが
完成するのです。
風味・食感・味わいの豊かな当社のしいたけを是非お召し上がりください。
おいしい乾しいたけの戻し方
- お使いになる前に、乾しいたけの裏面を上にして、30分程度天日干しすると、ビタミンDやうまみが増えます。
- 落としラップをして冷蔵庫へ。
乾しいたけがひたひたになるくらいの冷水(5℃位)を入れ、ラップで落し蓋をしてから冷蔵庫にひと晩入れて戻します。
- おいしい乾しいたけダシのできあがり。
ひと晩つけておくと、うまみ成分のグアニル酸がじっくり溶け出します。
- 旨味と栄養が凝縮された戻し汁。
乾しいたけの旨味がたっぷりの戻し汁も、捨てずに、おダシとして色々な料理に活用してくださいね♪(特にすき焼きなど、是非お使いください)
保存方法
乾しいたけは高温多湿に弱い食材です。乾燥剤を一緒に封入して、なるべく湿度・気温が低い状態で保存してください。
短期間に使ってしまうなら常温。長期間保存や真夏の暑い時期は、冷蔵庫での保存がオススメです。
湿度・温度を常に一定にして保存しましょう。
【もし湿気にさらしてしまったら?】 天気のよい時に日光にあてて天日干しをしてみてください。2~3時間もお日様に当てれば充分です。乾燥したら充分冷ましてから、また同じように密閉容器に移し替えて保存していただければ大丈夫です。
新聞紙やキッチンペーパーに包んでからビニール袋に入れて、冷蔵庫で保存します。しいたけの傘の部分はひっくり返し、石づきを上に向けおくことが、長持ちをさせる秘訣です。
冷凍する際には、しいたけの軸を切り落として適当な大きさに切り、ラップに包む、あるいは袋に入れて密閉しておくといった保存方法が可能です。この際のポイントとして、椎茸の旨み成分が流れてしまわないように、水洗いはしないようにしましょう!
